- OKRについて
OKRの現場の声 「OKRってルール多くない⁉」
目次
- 「OKRの現場からは以上です!」
- OKRとの出会い
- OKRについてインプット開始!
- いざOKR設定!→いやOKRってわけわからん!
- OKRの運用に重要なものって本当は。。。
- じゃあ実際に、どういうOKRの運用があるの?
- OKRの基本とは
- 「OKR」&「banto」をやってみませんか!?
「OKRの現場からは以上です!」
おはようございますの方も、こんにちはの方も、こんばんはの方も!まいど!!
はじめまして!OKRクラウド「banto」のカスタマーサクセス兼インサイドセールス担当の門田と申します!
これから、OKRクラウドツールに携わる中で、自分自身が感じたこと、体験したこと、OKR導入している現場の声などを、「OKRの現場からは以上です!」的な感じで、発信していけたらと思います。
今回、第一回目のテーマは、「OKRってルール多くない!?」ということで、僕門田が、実際にはじめてOKRという存在を知り、感じたこと、そして現場のOKR運用の実態を知り、今になってどう思うのかをお話させていただきます!
この記事では、
・会社でOKRが導入され、これから人生で初めてOKRを設定する方
・OKRが導入されている会社に入社し、はじめてOKRの設定を求められた方
・OKRを気になっているだけで導入できていない方
・OKRを導入して、運用し始めているが、まだ馴染みがない方
といったOKRデビューの方々に向けた、僕の体験をもとにした内容です。
OKRとの出会い
株式会社サイダスから内定をもらい、待ちに待った2019年4月、無事サイダスへ入社し、新社会人、新生活への扉を開けました。
1ヶ月のオンボーディングを経て、さてOJT!
そこで配属されたのが、新規製品「banto」チームでした。
「新製品!めっちゃおもろそうやんか!同期で俺だけ新規事業に配属やし、特別感あって最高!ベンチャーっぽいことしてみたかってん!!」
みたいな感じで、新製品「banto」と関わることになりました。
「banto」チームに配属された一日目、「banto」統括責任者の「イケてるOKRおじさん」高橋から、「読んでおいてね」と渡された本が、こちらの本でした。
『OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法』
クリスティーナ・ウォドキー(著)、及川 卓也(解説) 、二木 夢子 (翻訳)、日経BP、2018年
ここで、はじめましてと出会ったのが、ばばん!「OKR(オーケーアール)」!!
はい。。。?オー、ケー、アールってなんすか。。。?
見たこともないアルファベットの略称に、聞いたこともない響き。
これが。。。社会人なのか。。。まったく知らないことをコンセプトにしたツールだったなんて。。。大丈夫かいな。。。とびくびくしたのを覚えています。

しかしこれが「OKR」と僕の初めての出会いだったわけです。
OKRについてインプット開始!
まずは、手渡された『OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法』から、インプット開始!
Objective=目標、Key Result:KR=目標の達成指標(目標達成のためにすべきこと)の略で「OKR」なのか!と初歩的なところからふむふむとインプットを開始しました。
前半のOKRに関連する物語を踏まえて、後半のOKRのフレームワークを学べるので、分かりやすい本でした。
OKRってめっちゃ難しい印象を勝手に持っていたけど、なんか分かりやすい!すぐに理解できそうやん!意外と簡単なんじゃね?
とかなりポジティブな感情を持ちながら、すぐに読破!
その後、インプットした情報をベースに、いろいろOKRについての記事をネットでも漁ってみました。ネットでいろんな記事を読んでみた結果、
本でも若干思ってたけど、OKRってかなりかっちりルールが決められてるよなー。でもルール通りにやれば設定できるんやろ!そんなもんやろ!
と分かった気になり、OKRを甘く考えていました。その考えとは別に、
あれ、でも本で書いていたことと少し異なる目標設定の条件や運用ルールもあるなぁ。。。うーん。どれが正解なんだろ。。。
という違和感もありました。
とはいえ、記載されているOKRの概念は一緒でしたし、OKRとはどういうものなのかは簡単に理解することができました。
しかし、まだこの時は、その時持った甘い考えと、感じた違和感が、OKR設定の大きな壁になるとは思ってもいませんでした。
ちなみに以下が、記載されていた主なOKR設定、運用のための基本的なルールです。
・Objectiveは定性的に人を鼓舞する内容に。ムーンショットを狙うべし
(※ムーンショットとは、100%達成が困難とされた挑戦的な目標に挑むこと)
・KRは定量的かつ具体的、また計測可能であること。
・KRは難しいが不可能ではないスイートスポット(最適点)で設定すること
・やることは絞り1つのObjectiveに対して、3つ〜5つのKRを設定する
・OKRを日常の一部にするため、進捗の確認、フィードバックやMTGを頻繁に行うこと
・トライアンドエラーが大前提で、失敗に備える
・OKRは常に公開すること
・OKRの期間は、短期間の四半期で実現できるものに
・OKRは評価制度には結び付けないこと
いざOKR設定!→いやOKRってわけわからん!
OKRを理解した気でいた当時の僕に、早速OKRを設定するというタスクを与えられます。
OKRを設定し、「OKRおじさん」高橋に提出!
フィードバックをもらって、手元に戻ってくる。
修正して、提出するも、また再度手元に戻ってくる。これの繰り返し。
ついにはもう「OKRわからへん!一体全体どーゆうことやねん!」状態になってました。
いつまでたってもリアルにOKRが設定することができなかったのです。
その理由は、とにかくOKR設定のルール、条件が多いことでした。
「OKRってルールがあって、それ通りに設定すればいいんやろ!余裕余裕!」
という考えから、
「なんでこんなガッチガッチにルールがあんの?業務内容から外れていってる気がすんねんけど!」
という怒りに変わっていました。(笑)
「実際、ここまでカッチリしていると、設定できない部署や人も出てくるだろうし、そもそもOKRが全く向かない組織も出てくるやん。。。」とか、
「こんなルールに従って目標設定していかなあかん時点でワクワクしーひんやん。。。」とか、
「そもそもこんなルールがんじがらめの目標追いかけて業務成り立つん?売上あがるん?」とか、考えちゃってました。
いや当時はほんといろんなことに噛みついてました(笑)
自分が「OKR」とは何たるかの知識が甘かったことも分かっていた反面、「OKR」というフレームワークに疑問を感じてしまっていたことは確かでした。
ではなぜ、いまは「OKR」というフレームワークを認めることができるようになったのか!
そのお話をしようと思います。
OKRの運用に重要なものって本当は。。。
配属から4ヶ月後、OKRクラウド「banto」は無事正式リリースされ、嬉しいことにたくさんのお客様にお使いいただけるようになりました。
お客様のOKRのお話をお聞きする機会が増えたり、業務を踏まえてOKRについての本や記事を読み重ねたりするうちに、ひとつ気付いたのです。
「あれっ、OKRはこうしなきゃいけない!みたいな、本やネット記事で書かれているルールを全て守ってOKRの運用しているところってってすごく少ないやん。」って。
これが、初めてOKRに触れた時に感じた、「記事によってOKRのルールって微妙に違うやん」という違和感の正体でした。
もちろん基本的なルールはありますが、運用の中で、組織に合った形にカスタマイズをし、運用しているお客様がほとんどだったのです。
ルールと異なる運用スタイルしてもいいの?それってOKRじゃないよ?
こんなことを言っている、OKR伝道師の方が見受けられますが、無視しちゃいましょう。(笑)
OKRのルール全てをみんなが守れるわけないんです。
だって、会社の数だけ、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)は存在しているわけで、業務の内容だって人それぞれです。
OKRの運用に大事なのは、ルールなんかより、
「皆でワクワクしながら、ムーンショットを目指そうよ!」
という基本的な思想のことなのです。

「banto」チーム配属当時の僕は、ルールばかりに捉われてしまい、これがわかってなかったから、納得のいくOKRを設定できなかったんですね。。。
じゃあ実際に、どういうOKRの運用があるの?
実際に、ルールとは異なるOKR運用の例をいくつかご紹介させていただきます。
(ルール)評価に繋げちゃだめ!!
評価に繋げてもいいんです。
その代わり、OKRの達成率だけで評価してはいけません。OKRそれぞれで難易度が異なるはずですので。
では、どう評価に繋げているのかというと、こちらの記事で詳しく書かれているので、以下のリンクよりご覧ください!
- 社長、OKRやるんですか?やらないんですか? ー OKR導入の壁になる「○○おじさん」
- (ルール)期間は四半期だから!!
1年や半年で運用している企業もあります。
会社・部署・個人の全体で期間を半年で設定している企業もあれば、会社・部署までは1年や半年で、個人は四半期、みたいな柔軟な運用をされている企業もございます。
実際カスタマーサクセス業務で、お客様とお話させていただいていても、会社の目標は、四半期でなく、1年や半年でどれだけ達成したのかを見たいという声は多く聞きます。
(ルール)KRでは100%達成はだめだよ!!
もちろん組織の目標や部署、チームのObjectiveを100%達成前提にしちゃうと、もはやOKRではなくなってしまいますが、個人のOKRに関しては、100%達成が大前提の業務はありますよね?
この業務は、達成するかしないかなんだ!みたいな。
そういった業務の方は、目標を高く設定する意識をもって目標設定さえすれば、100%達成でも大丈夫です。
(ルール)KRは絶対定量!!
そんなことありません。これも業務によっては、定量化にできないものもありますよね?
定性的なKRをつくっても、そのKRの達成に向けて今どれだけ進んでいるのか、しっかり進捗を把握し、言葉にして共有できれば大丈夫です。
OKRの基本とは
先ほど、いくつか例を挙げましたが、OKRはこうしなきゃいけないっていうルールに沿っていない運用方法も存在しているのです。
もちろん、そのルールは守らないとOKRじゃなくなっちゃうっていう基本ルールはあります。
その基本ルール、つまり以下の5点ぐらいを守ってやれば立派なOKRなんではないでしょうか?
1.会社やチームのObjectiveはムーンショットを狙う
(個人のObjectiveもできればムーンショットを狙う)
2.フィードバックを頻繁に行い、チームみんなで楽しんでワクワクしながら目標を追いかける
3.はじめはほとんど失敗するので、失敗すらも楽しみ、トライアンドエラー続ける
4.KRの数はできるだけ少なくし、やるべきことを明確化する
5.組織に合った期間で良いが、期間はしっかり設定する
「皆でワクワクしながら、ムーンショットを目指そうよ!」というOKRの思想と5点の基本ルールを基盤に、組織に合ったやり方で運用していく。
これがOKRなんじゃないかなと思います。
チームの分、人の分だけ、それぞれのOKRがあります。
高い目標を目指して、チーム皆でワクワク仕事するって、めっちゃいいじゃないですか!
これがいま僕がOKRという目標管理のフレームワークを受け入れ、やっぱいいなって思っている理由です。
「OKR」&「banto」をやってみませんか!?
さて、お話は変わりまして、OKRをまだ導入していない方!
OKRに興味がないと、ここまで目を通さないはず!!(笑)
興味はあるんだけど、OKRのルールを見て、うちには合わないなー、難易度高そーとOKR導入を諦めていたあなた!!
OKRって案外簡単そうに思えてきたでしょ?
ルールを気にするよりも、高い目標に向かって、チーム皆でワクワク仕事することを目指しましょう!
楽しんで仕事をすることが嫌いな人は、いないはず!
いま少しでもOKRを始めようかなーって思った方には特別に、OKRコンサルタントによる無料OKR相談会を開催します!
また、うちはOKRもうやってんねんって方!
OKRクラウド「banto」を使えば、よりOKRの運用をアクティブにすることができます!
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それでは、「OKRの現場からは以上です!」
