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OKRを学べる本|初心者から上級者までおすすめの5冊をご紹介

By : 高橋 和夫

投稿日 : 2020/06/07

更新日 : 2020/08/07

OKRとは

OKRは、ITベンチャー企業がこぞって採用している事業を飛躍的に成長させるための目標管理手法です。
2000年頃には既に、Googleなどで採用されていましたが、日本でその存在が知られるようになったのは、実は2018年頃になってからです。

okr google trend

Googleトレンドより

このOKRブームは、クリスティーナ・ウォドキー氏が書いた一冊「OKR(オーケーアール)」がきっかけとなり、日本にOKRが広く浸透していくことになったと考えられています。

今回は、OKRを学ぶ上で欠かせない本をご紹介していきます。

目次

OKRの本をおすすめする理由

OKRの導入を考えている企業の経営者・人事担当者は、本で学習しOKRを正しく理解することをおすすめします。
本は、インターネットの情報に比べて情報の深さ・広さが段違いであることはもちろん、情報の信頼性も高いため正しい知識で理解を深めることが出来るからです。
場合によっては数冊購入し、OKR導入プロジェクトに関わるメンバーで読み合わせをするなどして、導入時に知識の差が生まれないようにすると良いでしょう。

OKR(オーケーアール)

 

クリスティーナ・ウォドキー (著), 二木 夢子 (翻訳), 及川卓也 (監修)

👇こんな人におすすめ
・OKR初心者向け
・デファクトスタンダードな知識を得たい方


2018年に発売されたこの本をきっかけに、OKRは日本で広く導入されるようになったと言っても過言ではありません。
この本の著者、クリスティーナ・ウォドキー氏は、企業に向けたOKRのコンサルティングや研修を行ってる人物で、前半部分は自身の経験に元づいた物語形式で話が進んでいきます。

後半は、OKRを導入して運用するまでのポイントがまとめられており、実際に導入を考えている企業はマニュアルとしても利用できる内容になっています。
忙しい方は後半部分だけを読んでも十分に内容を理解できると思います。

監修で参加されている及川卓也氏は、かつてGoogle JAPANのエンジニアリングマネージャーとしてOKR運用の経験のある方です。
NHKのプロフェッショナル仕事の流儀で当時の姿が密着取材されており、おそらく日本ではじめてOKRというキーワードが日本のテレビで放送されたのではないでしょうか。

OKRといてばこの一冊として挙げる方が多いのではないでしょうか。

メジャー・ホワット・マターズ 伝説のベンチャー投資家がGoogleに教えた成功手法 OKR

 

ジョン・ドーア (著), ラリー・ペイジ (著), 土方奈美 (翻訳)

👇こんな人におすすめ
・OKR上級者向け
・マネジメント経験のある方

 

Googleへ投資していたことで有名なジョン・ドーア氏と、Google共同創業者のラリー・ペイジ氏が共同で執筆したこの本は、他の本と比べて最も内容が濃い一冊となっています。ボリュームはさることながら、専門用語が度々出てくるため内容を理解するには少々難易度が高い一冊とも言えますが、OKRを極めたいと考えている方にはおすすめの内容です。

ジョン・ドーア氏は、シリコンバレーでOKRの伝道者として有名な投資家です。彼は元々、インテル社で働いており、OKRの原型を作り出したインテル経営者アンディ・グローブからその経営手腕を学んだと言われています。

そんなジョン・ドーア氏とラリー・ペイジ氏が書いたこの本は、Googleがいかにしてムーンショットを成し遂げてきたのか実際に起きたストーリーとそこから導き出されるプラクティスに満ちた内容となっています。

また後半に書かれているGoogle OKR実践マニュアルは、Googleから特別に許可をもらって書かれた同社のマニュアルであり、非常に価値の高いドキュメントになっています。

 

本気でゴールを達成したい人とチームのためのOKR

奥田和広 (著)

👇こんな人におすすめ
・OKR初心者の方

 

日本で、OKRのコンサルティングを事業にされているタバネルの奥田氏が執筆されたこの本は、日本人がOKRを理解しやすい内容となっています。

Googleで活躍しているようなカリスマ的なリーダーではなく、一般的な能力を持つリーダーであっても、OKR式の成功を再現できるように仕組み化について書かれています。

また、旧来の「日本式」目標管理手法MBOと比較しながらOKRについて触れているパートは、日本の企業で働いたことのある人ならとても共感出来る内容ではないでしょうか。

さらに、Amazon Unlimited会員であれば、無料で読めてしまうので、まずはこの本からOKRを学んでみるというのもおすすめです。

最短最速で目標を達成するOKRマネジメント入門

 

天野 勝 (著)

👇こんな人におすすめ
・OKR初心者の方
・OKRをすぐに理解・導入したい方


この本は、OKRを導入するにあたり各ステップ毎にするべきことが具体的に解説されている、実践向きの一冊となっています。
OKRの概要、目標設定のポイント、OKR運用方法まで、よくある失敗例などを交えシンプルにまとまっています。
OKRの導入・運用が成功するか読めない中で、まずはチームで試してみよとう言われたチームリーダーやマネージャーの方が読むと良いかもしれません。非常に理解しやすい内容となっています。

ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える

 

ラズロ・ボック (著), 鬼澤 忍 (翻訳), 矢羽野 薫 (翻訳)

👇こんな人におすすめ
・OKRを組織に浸透させるミッションを持った人事・経営者の
・人事戦略全体から目標管理の目的と役割を見直したい方


この本は、Google人事部のトップを務めたラズロ・ボック氏による、人材採用、育成、評価にいたるまで人事戦略全般に関わるストーリーを記した書籍です。

OKRを知ると、その効果を発揮させるために、単にその手法やノウハウを会社に導入すれば良いという簡単な話ではないということに気が付きます。
OKRは経営戦略全体の一翼を担うものであり、全体を構成する企業文化や人事評価制度があってはじめて機能するものだからです。

この本ではOKRについて言及しているのはわずかになりますが、Googleがどのような人事戦略のもとOKRや評価制度を整備していったのか理解することが出来ます。

THE VISION あの企業が世界で急成長を遂げる理由

 

江上 隆夫 (著)

👇こんな人におすすめ
・OKRを組織に浸透させるミッションを持った人事・経営者の方


この本は、会社経営における「ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)」の重要性や、MVVの事例、作り方などを解説した一冊となっています。
ミッション・ビジョン・バリューとは、組織に一貫性をもたらすために、会社の経営方針や価値観などを言語化することを言います。ミッション:企業が果たすべき使命や存在意義、ビジョン:企業が将来到達したい姿、 バリュー:組織の共通の価値観の意味になります。

会社の経営方針や将来への展望を言語化したMVVと、会社の進むべき目標を指し示すOKRは、内容に矛盾があっては、従業員は何を信じて良いのかわからなくなってしまいますので、まずは組織の土台となるMVVを理解することが重要になります。

なぜこの事業を成し遂げたいのか?成し遂げた先にはどんな未来が開けるのか?
そして会社のミッションやビジョンを達成するためには、どんなことを成し遂げれば良いのか?これらを具体的な言葉に起こしていく作業の積み重ねでOKRが出来ていきますので、会社創立間もない企業の社長さんは、この機会にMVVから理解してみるというのも良いかもしれません。

習熟度を高める理論と実践

OKRは、目標達成のプロセスをマネジメントする手法です。プロセスは目標のための道すじであり、その道すじの、計画・実行・計測・分析・改善(PDCA)を習慣だててマネジメントしていくのがOKRを失敗させない重要なポイントになります。

つまり、経営陣やマネージャーなどチームを率いるメンバーがOKRを正しく理解した上で、十分にその知見を活かしながらOKRを実践していき、経験を積んでいくことでチーム内全体のOKR習熟度を高めていくことが極めて重要になります。

学習には2つの段階があると考えられています。

  • (1) 一般的な理論を学習するフェーズ
  • (2) 理論を実践し理解度を深めるフェーズ

本などで新しい理論を習得するのが、まさに(1) 一般的な理論を学習するフェーズです。
本で学んだ理論をいざ実践してみると、本に書いてあった通りに進まないということがよく起こります。

例えば、本に書いてある通りに、難易度の高いワクワクする目標を立ててみたものの、難しすぎて思うように進捗せず、目標がただのスローガンになってしまったり、月曜日にチェックインミーティングを入れてみたものの、想定以上に時間が長くかかり、メンバーから不満が出てきたり。

多くの人は、こうした失敗があれば、もう一度本を読み返して解決のヒントを得たり、自分たちの固有の問題であれば自分達流のアレンジを加えるなりして失敗を乗り越えようとすると思います。
これが、(2) 理論を実践し理解度を深めるフェーズになります。

実践の中で失敗や成功を繰り返し、OKRの理解をチーム全体で深めていくことで、OKRへの習熟度が高まり、本来の目的である高い目標達成を成し遂げるチームへと変化していくことになります。

まとめ

いかがでしたか?
OKRを導入してみたいと考えている方は、インターネットでまずは広く情報をインプットした後、気に入った本を購入してみて、ぜひ実践に活用してみてください。
本の通りに実践しても、全てが上手くいく訳ではないのが世の常でもあります。
失敗しても、原因を追求し解決策を講じていくことでOKRの理解を深め、OKRへの習熟度を高めていきましょう。

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