1on1とは、とどのつまり何なのか

投稿日 : 2019年02月25日 更新日 : 2019年02月28日

いつもご利用ありがとうございます。
入社して4ヶ月で沖縄にぶっ飛び転勤したbanto辻村です。

前回『その目標管理、何のためにしていますか?

目標管理の形骸化を防ぎ、目標を達成するためには
立てた目標に対する定期的なリマインドが必要不可欠で、
そのために1on1が有効ですよ、というお話をしました。

しかし、
1on1を行う本来の目的は実は別のところにあります

1on1によって
目標管理が形骸化するのを防ぐことになっている
と、いうのはあくまで二次的に発生したことであり、
本来の目的とするところではありません。

では、1on1とはそもそも「」なのか
1on1の本来の目的と効果、
そして1on1を実践することで
期待できる効果について
今回はお話ししていこうと思います。

【そもそも1on1ってなに?】

1on1は、2017年度に実施された
1on1ミーティングに関するアンケート」によると

日本企業の83.2%が1on1を
「既に導入している」か「前向きに検討している」
もしくは「導入することに興味がある」と回答するなど
1on1は近年、日本の企業では大変注目されている
上司・部下とのマネジメント手法で、

上司と部下が定期的に一対一で行う
ミーティングのことを1on1と言います。

1on1は部下が直面している業務上の課題、
キャリアステップの悩み、
チームで発生している人間関係などを、
上司が部下と情緒的な関係を築きながら
ざっくばらんな対話を通じて、
それら課題を取り除くためのサポートを目的としています。

例えば、上司は1on1の中で、
部下が日々の業務の振り返りを行えるような
質問を投げかけます。

「最近取り組んだ仕事でうまくいったことは?」
「それは何故うまくいったと思う?」
「逆に上手くいかなかったことは?」
「それは何故うまくいかなかったと思う?」etc.

のような質問です。

普段業務を行っているときは、業務に追われ
案外振り返る機会は少ないものです。

上司が振り返る場を設けることで
日々の業務の中では気が付かなかったような
学びや自身の課題を引き出すことができます。

学びや課題を改めて振り返ることは
部下の学習や行動を促すことができ、
成長へと繋がります。

【1on1のやり方】

時間は30分~60分程度で行っている企業が多く
私の場合だと、週に1回程度
ランチ時間を利用して行っています。

MTGルームだけでなく、
部下がリラックスして話しやすいように
屋外や喫茶店で行うのも効果的です。

また、上司は一方的に自分の話をするのではなく、
主役は部下なのだという意識をもって

・部下の強みは何なのか
・改善すべき点はどこなのか
・今後部下が成長していくために必要なこと

を意識して、部下と接していくことが非常に大切です。

【1on1を導入するメリット】

実際に1on1を導入することで得られるメリットについて
代表的なものをいくつか記述していきます。いこうと思います。

① 上司・部下との関係性を向上できる
 定期的に1on1を設けることにより、
 上司・部下とのコミュニケーショ量が増え
 信頼関係の構築に効果的です。

② 部下の成長を促進する
 日々業務をしているだけでは
 業務で得た学びや課題に
 気づくことはなかなか難しいものです。

 振り返りは強みや改善点といった
 今後部下が成長していくために必要なことを
 部下自身に気づかせることができ
 本人の成長を促進することができます。

③ 目標管理の形骸化を防ぐことができる
 定期的に業務と目標の振り返りを行うことで
 期初に立てた目標をも自然に意識することができるため、
 目標管理の形骸化に繋がります。

 部下は強制的ではなく、あくまで自然に
 目標を意識し続けることができ
 以前『その認識で本当にいいの?「目標管理=人事評価」』でお話しした
 本来の目標管理で大切な「自己統制」の習慣が付いてきます。

 大切なのは
 「やらされている」ではなく「やっている」感です。

 定期的に業務の振り返りを行うことは
 目標への方向性へのズレが生じたとしても
 早期に気づき、軌道修正を行うことができます。

【1on1の課題】

1on1はメリットが多いマネジメント手法ではありますが、
ただ流行ってるから、効果が出そうだからといった気持ちで
導入すると失敗してしまうこともあります。

次は1on1を行う際の注意点について記載します。

① それなりの時間が必要
 1on1は人と人が会って話をする分、
 どうしても時間を要してしまいます。
 上司によっては10人以上の部下を
 持つ方もいらっしゃいます。

 一人あたり30分面談するとしても
 30分×10人=300分
 なんと1on1だけで5時間もかかってしまいます。

 忙しいマネージャーになると、
 月末付近にスケジュールを入れていても
 リスケ、リスケになってしまって

 次第に1on1が自然消滅していく…

 なんていう企業も少なくありません。

② 上司のマネジメント経験や
 スキルによって質が変わってしまう

 1on1は、それを行う上司の傾聴力や質問力、
 コーチング力に依存しているため、
 どうしても部署毎にむらが出てしまいます。

 1on1の効果を最大限出すためには
 事前に1on1で必要なマネジメント知識、
 スキルを身に着けておく必要があるのです。

 また1on1の質は、上司と部下との関係性も影響を及ぼします。
 上司の立場の人は驚くかもしれませんが
 上司が思っている以上に

 上司に話しにくい部下は多いです。

 信じられないという方はGoogleで「上司 話し」と
 検索ワードを入力してみてください。

 上司は部下が話しやすい環境を作る
 というスキルも必要になってきます。

こうして課題を並べてみると、
1on1の運用って意外と難しそうですよね。

1on1は運用面と、
1on1を行う上司の経験が重要になってくるので、
色々大変ではありますが、
とはいえ、上手く運用すれば大きな効果が得られます。

というわけで、
少しでも1on1の運用を楽にする方法
について、次回お話しさせていただければと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

  • シェアする
  • ツイートする