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朝礼はもう古い?テレワークでもできるイマドキの朝礼とは?

By : 門田 仁

投稿日 : 2020/06/01

更新日 : 2020/08/11

目次

 

今回は「朝礼」の現場からお伝えします!

 

おはようございますの方も、こんにちはの方も、こんばんはの方も!まいど!

 

OKRクラウド「banto」のカスタマーサクセス兼インサイドセールス担当の門田と申します!

OKRクラウドツールに携わる中で、自分自身が感じたこと、体験したこと、OKR導入している現場の声などを、「OKRの現場からは以上です!」的な感じで、発信しております!

 

ただ、今回は、OKRの現場からお伝えするのではなく、「朝礼」の現場からお伝えします!

 

突然ですが、朝礼ってもう古いと思ってはいませんか?

朝礼って言うと、偉い方が前に立って話すことを皆が立って聞くだけっていう形を想像してしまう方もいるのではないでしょうか?

流石にそれは古すぎますか。。。?(笑)

 

でも、「朝礼」って聞くと、面倒くさいなあ、何か嫌いだなあと考えてしまう方は確かに多いでしょう。

なぜ面倒くさいなどとネガティブな感情を持ってしまうのでしょうか。。。

朝礼が「意味のないもの」という認識をどこかで持っていることが、ネガティブな感情に繋がっているのではないかと思います。

 

しかし近年、朝礼は「意味のある」新たな形へ進化を遂げています。

新たな「朝礼」、その名は「朝会(あさかい)」と呼ばれています!

 

「あれっ言い方が異なるだけじゃないの?」

いえ、言い方が違うだけではないのです。

イマドキの朝礼スタイルが「朝会」と呼ばれており、こちらテレワークやリモートワークでも導入可能な朝礼となっています。

 

こちらの記事の内容は、その「朝会」についてです!

「朝会」とは何なのか?なぜ「朝会」を行うのかを中心にお伝えし、またその運用方法をご提案させていただきます。

 

この記事は、以下の方に向けた内容です。

 

・朝礼を意味のあるものに変えたい方

・朝会に興味があり、導入検討中の方

・朝会を導入されている方

・Slackを活用したい方

 

 

「朝会」とは?

 

 

「朝会」(あさかい)とは、その名の通り、朝、勤務開始時に行われるミーティングのことです。

これだけ聞くと、従来の「朝礼」と全く何一つ変わりませんが、その中身、形式は大きく変わります。

 

「朝会」と呼ばれているこの取り組みは、アメリカで普及したソフトウェア開発におけるプロジェクトマネジメントの手法に端を発します。

 

2001年、ITの本場、シリコンバレーにて、アジャイル開発というソフトウェア開発の考え方が唱えらました。

アジャイル開発とは、開発工程を機能単位の小さいサイクルで繰り返すソフトウェア開発のことで、従来よりも一つ一つの開発期間が短縮されるため、アジャイル(迅速な)と呼ばれています。

 

アジャイル開発では、スピード感と適応力が重要となるため、情報共有を頻繁に行う必要があり、そのための様々な取り組みが提唱されました。

その取り組みのひとつとして、「スタンドアップミーティング」と呼ばれるミーティング手法がアメリカで広く普及しました。

「スタンドアップミーティング」とは、短時間で迅速に必要な情報を共有をするため、ミーティングをだらだら行わず、立ったまま会議を行うというミーティング手法のことです。

 

そして、スタンドアップミーティングをもとに、日本におけるアジャイル開発を牽引してきた「株式会社永和システムマネジメント」によって定義づけられたミーティング手法が、今回お話をする「朝会」です。

 

昨今「朝会」は日本でも開発の現場を中心に広く導入され始めており、現に弊社でもこの取り組みは行っております。

 

朝会が始めに広く普及したのは開発の現場ですが、ビジネスサイドなどといった開発以外の現場でも使えるプラクティスです。

 

もともとがプロジェクトのための情報共有の場として始まったのが、この朝会と呼ばれる取り組みなので、朝会を行うことは、OKRなどの目標管理をアクティブにする手助けにもなるのです。

 

 

朝会の方法

 

『プロジェクトファシリテーション実践編:朝会ガイド』(著 平鍋健児、天野勝,2007)によって、朝会は以下のように定義づけられています。

 

「朝会」の方法

1:毎朝行う

2:15分以内で行う

3:チーム全員が参加、発言する

4:昨日やったこと、今日やること、困っていることを話す

 

 

基本的には、朝会は毎朝、5分~15分程度で行われます。

長時間だらだらと会議をするのではなく、短い時間でメンバー同士がコミュニ―ケーションを取り合い、情報の共有することが良いとされています。

だらだらとした会議にならないために、立って行うことが多く、そのためスタンドアップ・ミーティングという名称がつけられたのです。

 

また、チームのメンバー全員が参加、発言することもこの朝会の特徴で、15分以内で全員が話すことができるように、朝会は少人数のチーム単位で行われます。

 

朝会では、メンバー一人ずつが順番に、そして簡潔に話します。

話す内容としては、基本的に以下の三点について話します。

・昨日やったこと

・今日やること

・いま困っていること

 

チームリーダーから短い説明を求められたり、朝会の後でその内容について詳しく話したり、別でミーティングを設定したりすることはありますが、「朝会」の本編では本格的な議論は行わず、メンバーが上記の三点を共有することが目的となっています。

 

上記の三点以外にも、ちょっとした雑談を挟んだり、目標の退勤時間を述べたり、など+αの取り組みを行っている例もあるようです。

15分程度で終わることができるなら、チームに合わせて、「朝会」の共有トピックをカスタマイズするのも良いかもしれませんね!

 

朝会で行うことはたったのこれだけなので、チームがリモートワーク中、テレワーク中であっても、ベルフェイスやZoomといったWeb会議ツールを使用することで、問題なく朝会を行うことができます。

 

では次に朝会にはどのようなメリットがあるのかご案内いたします!

 

朝会はなぜ良いのか

 

朝会のメリットは以下の四点が挙げらます!

それぞれのメリットについて、ご説明します。

 

 

・情報の共有性が高まる

 

メンバーそれぞれやっていることを毎朝報告することでチーム内でのタスクの進捗や認識すべき情報を共有することができ、かつチーム内での情報共有を習慣化することができます!

 

また情報を共有したことで、チームメンバーそれぞれの視点からの改善点も出てきます。

プロジェクトが進むにつれて、小さな問題でも放置していると大きくなることがあるため、問題が小さいうちに改善点を出し合い、早期解決に繋がるというメリットがあります

 

朝会によって情報の共有性を高めることで、プロジェクトの進捗度合いを計ることができ、また問題点にもいち早く気付くことができるため、プロジェクトやタスクを高速で進めていくためには、朝会が非常に役立つでしょう。

 

・メンバー同士の相互理解が深まる

 

あの人なにをやっているか分からないといった経験をしたことはありませんか?

 

同じチームメンバーであっても、やってることが分からないと、その人のやってる仕事やその人自身を理解することが難しくなります。朝会の情報共有はこうした問題を解決するためにも効果的です。

 

メンバー同士が毎朝集まり、昨日やったこと、今日やることを共有することで、「何をやっているのかわからない」といった不透明な状態を回避することが出来ます。

これにより、お互いのことを知る機会が増え、相互理解が深まることで、よりチームワークが向上するのです!

 

また、一人ひとりがいま困っていることも共有し合うと、他のメンバーからフィードバックをもらう機会が増え、結果として、チームが協力して困っているメンバーをフォローするという文化をつくことに繋がります。

 

朝会を行うことによって、チームとしてより結束した状態へ引き上げ、同じ方向を向いて進めるチームへと変化させることができます!

 

・業務にリズムが生まれ、集中力アップ

 

毎朝同じ時間帯に、同じ内容を共有することで、ルーティンを作ることができ、日々の業務にリズムをつくることができます。

 

また朝一番で、自分が昨日やったこと、今日やることを整理するため、スムーズに業務に入ることができそのため、自ずと集中力は高まり、効率的に業務を行うことができるようになります。

 

朝会によって、業務のリズムを整え、効率的に業務を行うことができるようになることで、結果的にチームの生産性の向上に繋がります!

 

・メンバーの心理状態、健康状態がわかる

 

毎朝メンバーの顔を見て、朝会を行うため、メンバーの顔色や言動、雰囲気からなんとなく健康的に調子が悪そうとか、何か問題を抱えているかもしれないといったことがわかるようになります。

 

また困っていることの共有によって、心理状態も把握することができ個別にフォローが必要なのか判断するきっかけにすることもできます。

このような兆候が見られたのならば、朝会とは別のところで個別にフォローすることも必要です。

 

朝会によって、メンバーの日々の状態の変化を知ることもできるのです。

 

 

 

朝会はすぐに始めることができます

 

朝会は、準備があまり必要なく明日からでもすぐに始めることができます!

うまく情報共有ができていない、チームワークを高めたい、生産性を高めたい、といった課題をお持ちの方は、朝会の導入を検討してみてください。

 

日々割く時間は、朝のたった15分のみ。

始めるための準備はスケジュールの調整とチームへの共有だけです。

これだけで、朝会を開始することができ、先ほど挙げたようなメリットが感じられます。

 

また冒頭でも申し上げましたが、ベルフェイスやZoomといったWeb会議ツールを使用することで、テレワーク、リモートワーク中であっても、問題なく朝会を導入することができます!

 

むしろ、テレワーク、リモートワーク中であると、チーム内のコミュニケーションが希薄になってしまうため、「朝会」のような情報共有の機会を積極的に導入するべきでしょう!

 

ぜひ「朝会」を取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

朝会のオススメ運用方法

 

朝会を行うにあたって、おすすめの運用方法があります!

それが、顔を合わせた「朝会」を行ったあと、テキストに残して共有、蓄積するという方法です。

 

現に弊社でも、毎朝顔を合わせて朝会を行ったあと、Slack上から朝会で共有した内容を報告し、テキストでも共有するといった取り組みを行っています。

 

健康状態や心理状態は把握するため、メンバー同士のチーム意識やモチベーションを高めるためにも、実際に顔を合わせて朝会を行うことは大切です。

より朝会を活用するために、朝会を顔を合わせて行った後、より整理された情報をテキストに残すことによって、より情報の共有性は上がりますし、今日やるべきことへの責任感も増します。

またメンバーひとりひとりの報告を日々トラッキングでき、振り返ることができる点も朝会の報告を文字にして残すメリットにあげられます。

 

顔を合わせた朝会は少人数のチーム内で行い、テキストでの共有は、部署や組織単位で運用することもオススメです。

情報共有の範囲を広げることで、チーム内だけではなく他部署、他チームへの相互理解にもつながりオープンな組織運営を実現することが出来ます。

 

「顔を合わせた朝会」+「テキストで共有」を実現するためには、メールやチャットツール上、Excelなどの方法が考えられます。

しかし、メールやチャットツール上だと共有した内容が埋もれていったり、Excelだとツールを開いて報告するのが面倒になったりと、良い運用スタイルとは言えないでしょう。

 

運用方法に適したクラウドツールを使用することで、「顔を合わせた朝会」+「テキストで共有」をスムーズに実現することができます。

 

 

Slackと連携した朝会を行うなら「banto」

 

「banto」を使うと、チャットツール「Slack」上で朝会を行うことができます。

 

Slack上だけで朝会を完了させることもできますが、Slackやbanto上にデータとして朝会の報告データが共有、蓄積されていくため、先ほどオススメした「顔を合わせた朝会」+「テキストで共有」という運用方法をスムーズに実現することができます。

 

bantoを使用すると、チャットツールSlack上に、設定した時間、曜日で自動的に日報や目標の進捗についての質問が送信されます。

▼Slackから日報を報告

メンバーは送られてきた質問に答えるだけで、自動的に「banto」や「指定したSlackチャンネル」へデータとして送信されます。

▼レポートはbanto画面でデータとして蓄積
▼レポートをSlackで共有

こちらの機能のなかに「朝会レポート」という機能がございます。

朝会レポートを設定するだけで、Slackから朝会の報告をすることができます。

▼Slackから朝会を報告
朝会レポートを報告すると、テキストの状態でSlack上やbanto上で朝会レポートをチームに共有することができます。

▼Slack上で朝会の報告を共有

▼bantoで朝会の報告を蓄積

このようにbantoによって、朝会の運用をよりアクティブにおすることができます。

 

またbantoは、OKR型の目標管理クラウドですので、ご紹介した「朝会レポート」の使い方のみならず、Slackと連携して目標管理、日報管理のツールとして活用することができます。

チャットツールSlackから目標の進捗、日報を会話するように報告するだけで、チームのメンバーへ目標の進捗率や日報をデータとして共有、蓄積することができます。

料金は、「1ユーザー月額300円」です。

興味のある方は、banto紹介ページをご覧ください。
👉 目標達成支援クラウド「banto

 

それでは、「朝会の現場からは以上です!」

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